ミニコラム

チェコとテニス

チェコにはボヘミアングラスの仕事で数回訪れたことがあり、とても愛着のある国です。人口は約1千万人と日本の約10分の一の規模です。そのチェコに関して、ちょっと気になることがあります。それはテニスで活躍するプレイヤーがチェコにはとても多い気がするのです。

日本のテニス界では錦織圭選手が男子で初めてシングルス世界ランキングのトップ10に入り、日本人の期待を一身に背負って頑張っています。
また女子では少し前に伊達公子選手がベスト4という快挙を成し遂げました。

近年の日本ではシングルスのベスト10入りはこの二人ぐらいだと思うのですが(2016年現在)、チェコのテニス選手を調べていると、女子ではヤナ・ノボトナ(シングルス最高位2位)ルーシー・サファロバ(同6位)、ペトラ・クビトバ(2位)、男子ではトマーシュ・ベルディヒ(4位)、イジー・ノバク(5位)、ぺトル・コルダ(2位)、カレル・ノバチェク(8位)などの名前があげられます。(以上敬称略)
今は米国籍になっているチェコ出身のイワン・レンドル選手(1位)とマルチナ・ナブラチロワ選手(1位)の両巨頭の存在も忘れてはいけません。

チェコの人口は約1千万人で、約1億人の日本の10分の一です。それなのにこの人数の差は何か要因があるのかなと。雪の多い国でスキー選手が強いとか、プール設備が少ない国は水泳選手が弱いとか、ゴルフ場がない国は・・・・・、などお国の事情でスポーツの特色が出てくるとは思いますが、テニスに関しては特に関連性が思い浮かばないのです。

一つ思い当たるのが、チェコの人(ほとんどガラス職人さんしか知らないのですが。)は一人で何かに打ち込むタイプが多いような気がします。テニスはメンタル面が左右するスポーツで、日頃の鍛錬、試合の駆け引きなど常に一人で自己と向き合っての戦いだと思うのですが、これがチェコ人気質に合い、またボヘミアングラスの職人さんたちとも少しイメージが重なる気もします。

⇒ボヘミアングラスについて

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