ブランドについて

Gien(ジアン)について

<第3の道>
1710年にドイツでマイセン窯が設立され、カオリンを配合した磁器が初めて製造されました。それまでは、ヨーロッパ各地の王侯貴族は中国の景徳鎮や日本の有田など「東洋の白い宝石」と呼ばれた磁器を東アジアから輸入し、その収集熱はエスカレートしていました。
マイセンの成功以来、ヨーロッパ各地で磁器の製造工場が盛んに作られ、ウェッジウッド、スポード(英国)、アウガルテン(オーストリア)、セーブル、ベルナルド(フランス)、フッチェンロイター、ビレロイ&ボッホ(ドイツ)ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)、リチャード・ジノリ(イタリア)、アラビア(フィンランド)などの有名工場が18世紀~19世紀前半にかけて次々に設立されていきました。
一方、磁器に対していわゆる「土もの」である陶器はオランダのデルフトやスペイン、イタリアのマジョリカなどで引き続き作られていました。
ジアンは1821年設立、陶器の原料にカオリンを入れることにより陶器でありながら生地の白さも追及しました。磁器にはない「土もの」の温かみと普通の陶器にはない白さを持った第3の「ジアンの陶器」が完成したのです。

<ジアンの勲章>
ジアンは1889年のパリ万国博覧会で高さ3mもある花瓶「孔雀」を出展し、グランプリを受賞する栄誉に輝きました。
また1974年にフランスではじめてのサミットが開催されたときに、大統領主催の晩餐会にジアンの食器が使用されました。

<コルベール委員会>
ジアンが会員となっている「コルベール委員会」はフランスの高級ブランドが集まる組織で、世界にフランスを代表し、文化的財産として認められているブランドが所属しています。ジアンの他、シャネル、バカラ、ラリック、エルメス、セーヴル、クリストフル、サンルイなどが会員となっています。

<ジアンの色>
ジアンの特徴のひとつは何といっても、そのデザインと色彩の豊かさです。デザインは有名デザイナーを起用する場合が多く、パトリック・ジュアン、ドミニク・ラウンド、アンドレー・プットマン、イザベル・ド・ボルシュグラーヴらの名をあげることができます。
色彩の豊かさはその転写シールの開発技術によります。すなわち「ミルフルール」などは20色以上のカラーが使われていますが、それらのカラーが何層にも重なったシールを制作する技術は世界でもトップクラスといわれています。

<ジアンのデザイン>
ジアンでは、フランスを代表するデザイナーの活用による新作や、19世紀松に開発された作品のアーカイブを含め、年間2~4シリーズの新しいコレクションを発表しています。

⇒ジアン製品はこちらから

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