ボヘミアングラスの生誕地であるボヘミア地方はヨーロッパのほぼ中央に位置し、東西文化が交わるプラハを都とし、豊富な森林にも囲まれた「森と湖の国」とも言われています。
その自然環境の下、ガラスの原料となる珪石(けいせき)や坩堝(るつぼ) 用の耐火粘土に恵まれ、豊富に原生するブナの木をガラス溶解の燃料に利用して、15世紀ごろからガラスの生産が本格的にはじまりました。
またその灰から採れる良質なカリ分をガラスの原料に混ぜることにより、17世紀にカリクリスタルガラスが誕生、ボヘミアングラスは名実ともに世界最高のガラス工芸品として人気を得、以来、今日まで世界中の人々に愛されています。
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