ミニコラム

スエズ運河とレセップス

今私たちが販売している商品のほとんどが、はるか遠くヨーロッパから船で運ばれてきます。
船は、地中海からスエズ運河を通り紅海、インド洋を経て30日~45日程度かかって日本にやってきます。

1869年、スエズ運河ができる前は大西洋からアフリカの西側を南下し、喜望峰をまわりようやくインド洋にたどり着くという現在の1.2倍~1.3倍の距離と時間がかかりました。地球儀を眺めているとそのスエズ運河の価値がよく実感できます。

ところで、このスエズ運河を作った人は昔学校で習った人もいるかと思いますが、フェルディナン・ド・レセップスという人です。
このレセップスは元はフランスの外交官であったのですが、40代の半ばで公職を追われ、その後夫人と息子に先立たれ失意の中にあった時期がありました。

その彼が50歳を超えて奮起しスエズ運河の建設に乗り出し、オスマン帝国やフランスのライバルであるイギリスの抵抗などにあいながら屈せず、なんと60歳の半ばでついにスエズ運河開通を成し遂げたのです。

さらに驚くべきは、レセップスは70歳の半ばに今度はパナマ運河の開通に着手しました。しかしながらこの計画は成功せず、後にアメリカによりパナマ運河の開通が実現しました。

レセップスについて驚かされる最後の事実です。スエズ運河が開通した約1週間後に64歳の彼は何と21歳の女性と結婚し、これも信じられないのですが、男の子6人、女の子6人合計12人子供ができたとのこと・・・・・・・・・。
人間、年齢は関係ないですね。

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